11月27日(日) 東京
2年生のK君は、今年度、卒業論文として「木製ハンマーの重量の違いによる打撃音の変化」について研究してきました。
この課題研究の概要ですが、ハンマーで木の幹を打撃し、その打撃音の共振周波数の特徴から樹幹内部の腐朽・空洞を診断する手法(横打撃共振法)が開発されており、専用の機器も既に商品化されています。 しかしながら、使用するハンマーの形状や重量について詳細に検討された事例はないため、重量の異なる8種類の木製ハンマーを使用してデーター収集を行い打撃音の特徴を調査しました。 この研究結果の概要を「樹木医学会 第16回大会」において発表しました。
なお、この課題研究は、島根県中山間地域研究センター(森林保護育成G)の陶山主任研究員に指導していただいて実施したものです。
研究発表会場(東京大学 弥生講堂・一条ホール)
大学院生や大学・試験研究機関の研究者、樹木医など学会等での発表に慣れた方々の報告が続く中で、K君はかなり緊張したことと思われますが、落ち着いて上手く発表できたと思います。
4名の方から質問もいただき、回答に苦労する場面もありましたが、今回の学会参加・研究発表はとても貴重な経験になりました。
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