11月28日(月)
伐採現場においては、用材として使用されない枝葉や梢端は林地に残置されていました。近年、木質バイオマスの有効活用等の観点から林地残材が脚光を浴びています。林地残材の有効利用を図るためには、収集・搬出等の効率化(コストダウン)が課題となっています。今回、林地残材を圧縮・結束することによって減容化し運搬し易い束状に成型(バンドル)する機械が国内メーカーにより開発され、現地見学会が飯南町内で開催されましたので2年生が見学させていただきました。
まず初めに、製造元メーカー(中外テクノス株式会社)の方からこの機械(「バンドラー BM-601」)の仕様や特徴等の説明を受けました。
続いて、実機を使用して各パーツの役割等の具体的な説明を聞きました。
一通り説明を受けた後、いよいよデモンストレーションの開始です。この現場では、架線で全木集材された立木を土場においてプロセッサー等で造材し、発生した枝葉や梢端をグラップルを使用して「バンドラー」に投入するという作業の流れです。
学生達は初めて見る機械に興味津々でした。枝葉の投入にグラップルが一台張り付く必要があること、圧縮成型に多少時間がかかる様子でしたが、未利用の林地残材の効率的な搬出・運搬に活躍が期待される装置だと感じました。