高津川流域では、活性化センター・島根県西部農林振興センター益田事務所・農林大学校林業科が連携し
「地域の学生を農林大学校に送り出し、卒業後は地域として学生を受け入れる」取り組みを平成27年から
実施しており、9月30日には津和野高校の学生を対象にサテライトキャンパスが実施され、
10月16日には益田翔陽高校2年生を対象に出前講座が開催されました。
(11月19日には吉賀高校の学生を対象にサテライトキャンパスが実施予定です。
今回は10月16日に実施された益田翔陽高校出前講座について紹介します。
(各高校とも視察先は少しずつ異なっているものの、ほぼ同様の内容のことを実施しています)
益田翔陽高校の出前講座は、生物環境工学科2年生12人の参加で開催されました。
室内での説明の中では、高津川流域の林業・木材産業の現状や林内路網の必要性等の説明の後
島根県立農林大学校 林業科の説明をさせていただきました。
その後、農林大学校を卒業して現在T森林組合に就職しているK君と
昨年益田翔陽高校を卒業した、林業科1年生のN君とM君を交えた意見交換が実施されました。
近い年代ということもあり、高校生からもいろいろな質問があり、活発な意見交換がでしました。
意見交換後は、3つの現場視察を行いました。
林道開設現場
バイオマスチップ製造施設
製材工場
高校生のアンケートを見ても
●今回の出前講座で林業の大切さ、林業の面白さを知れて良い機会になった。
●今回の経験を生かして、林業という仕事についても考えていこうと思った。
●農林大の先輩がとても林業の良さをPRしてくれて、将来の選択肢が増えた。 などアンケートで答えてくれていました。
今回参加してくれた学生の中には、すでに卒業後の進路を決めている学生もいるようですが、まだ決めかねている学生も
いるようです。
今回参加してくれた学生の中から、島根県立農林大学校に入学し、地域の林業を引っ張っていってくれるような人材が
育ってくれるよう願っています。