2月28日(月)
実生苗を生産する場合には、種子を苗床に播いて発芽させますが、目標数量の実生苗を得るためには、播種する種子の発芽率等を事前に把握しておく必要があります。
恒温器による発芽試験については、概ね次のような手順で試験の準備をしました。
●供試用種子の殺菌
●シャーレに濾紙を2重に敷き、蒸留水で湿らせる
●シャーレ1個につき、正常と思われる種子100粒を濾紙の上に重ならないように
並べる
●シャーレの蓋をして恒温器内に静置する
ということで、今回の実習は、スギとヒノキの種子について、
次の項目を測定(換算)・計算するととも、恒温器を使用した発芽試験を行い、
この試験結果に基づき発芽率等を求めます。
●1,000粒当たりの重量
●容積重(1リットル当たりの重量)
●1kg当たりの粒数
●容積当たりの粒数(1リットル当たり粒数)
●純度(純量率)の算出
純度(純量率)=夾雑物等の混ざりものを除いた正常な種子の割合のこと
試験は28日間実施し、毎日、発芽状況を確認して記録していきます。
この試験結果をもとに「発芽率」や「発芽勢」を計算する予定です。