ウクライナ出身の歌手デニス・ビシュニャのために火曜日に町田で開催されたウクライナ支援コンサートに行った。
ほかにチェリストのヤーナ・ラブロワ、デニスの姪のピアニストクリスティーナ・オクサーニチ、井上雅人さんら日本人歌手が出演。
戦いの場面で歌うアリア、重唱、ウクライナの作曲家リセンコの作品などを演奏。素晴らしかった。
とりわけ最後のウクライナ国家は心にしみた。
終演後ホールの出口でデニスの母親が観客に謝意を伝えていた。
母親はミサイルが自宅近くに落ちるようになって国を出た。デニスはワルシャワに母親を迎えに行った。
その再会のシーンはNHKのニュースで放送され、ぼくは見ていた。
ホールを出るとき、デニスたちに励ましの声をかけた。
ロシアのウクライナ侵略はテレビの中の出来事ではなく、ぼくらの時代、いま実際にに起こっていることなのだと肌で実感した瞬間だった。



