今日は「ラーゲリより愛をこめて」をグランベリー109で。終盤は誰しも涙なくしてみれなかった。周りの人たちも鳴き声をこらえていた。
過酷な絶望的な状況下でもなお人間らしく生きようとした人々の実話。感動的で素晴らしい作品だった。
辺見じゅん氏の原作は積読いたままで、瀬島龍三の回想録も少し斜め読みしただけだったが。このジュネーブ条約、国際法違反も甚だしい60万人ものシベリヤ抑留については強い憤りを抱いていた。
こんなことをしたロシアが北方領土を返還するとなぜわれわれは幻想を抱いたのだろう。ジョージア、クリミア、ウクライナを侵略したかの国は領土を返還するどころか、日米安保条約なかりせば千島列島や北海道を侵略しかねない国ではないか。
そしていまもウクライナで非道なことをしている。許しがたい。
映画に感動しながらそんなことを強く思った。