色々迷った挙句、人生最後の一本はやっぱりヘッケルにしました。
シカゴ響が使い出したことで、間違いなくこれからますます手に入れにくくなる可能性があるので、以前仲介したマイセン(Meißen ですね。陶器で有名です)のオルガン奏者が購入、その子息が引き受け暫く眠っていた楽器です。
2020年頃に仲介しましたが、H管に近いピッチですので、実用性はないかもしれませんが、A管(B♭管)の主管がついているので、モダンピッチでも使える楽器です。
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以前のブログにも記載しましたが、Feder Spanner付き、K.S.Hof(ザクセン王室御用達、ま宮廷楽器製作者)の刻印ありますが、王冠はありません。
指かけがないので、古い楽器だとは思います。
現在ヘッケルはB♭管、C管、D管があります。D管はC管ベルですので、いわゆるE♭/D管のような小さなベルではないのでとても吹きやすいですね。
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D管はドレスデン・フィルで使用されていた楽器で、Prof.GüttlerからJochenが購入した楽器です。残念ながらマシンはWindischで最近のものに替えられてます。
ヘッケルは内管含め管厚が薄いので、内管の割れがあったりしますのでなかなかオリジナルの状態で残っている楽器も少ないですが、今回のマイセン・ヘッケルはオリジナルケース含め、珍しいです。
ヤフオク・メルカリで面白そうな楽器(ヴィレベルグのE♭/D管GPとか)があったりタインのGPピッコロとかあったりしますが、色々悩んで、ヘッケルにしました。現存する工房のものは、お金さえ有れば買えますが、ヘッケルはもう買えないので・・・。
もちろん工房の正統な後継者、マイヤー先生に頼めばオリジナル・ヘッケルに勝るとも劣らない楽器を作ってもらえるとは思いますが(^_^)。
と言うことでまだ支払いもしていませんした手元にもありませんが、届いたらアップしますm(_ _)m