性自認が女性でも男性でもないXジェンダーについては、わたしも無知であったし、このような本が出される意義は大きい。「性別違和症候群」(旧性同一性障がい)の当事者たちから、Xジェンダーの当事者たちが差別、抑圧されているとの指摘は、「マイノリティのなかのマイノリティ」問題をあぶり出していて、重要である。
ただ、文章が読みづらく、誤字・脱字も目立つ。また、引用が、ほとんどウィキペディアからというのは、さすがにまずいだろう。
本書で紹介されている、Xジェンダー当事者の発言録は貴重であるものの、もう少しまともな研究書が出版されるようにならないといけない。
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