Wilco,'Kicking Television : Live in Chicago'(2005) 押しも押されぬアメリカンロックの王道を行くバンドとして、前から気に入ってはいたんだが、このライヴアルバムはすごい。スタジオ録音ではやや凡庸に聞こえた曲が、熱狂的なオーディエンスを前にして、とびきりノリのいいいかした楽曲に生まれ変わっている。これまた、アメリカの音楽文化、その懐の深さに感じ入ってしまう作品だ。