小此木啓吾,1984,『モラトリアム社会のナルシスたち』朝日出版社.(9.30.2018) アイデンティティ人間と自己愛人間、モラトリアム人間、ネットワーク家族、阿闍世コンプレックス等、現代でも通用する概念を駆使した議論が展開されている。小此木啓吾さんのコンセプトを考案する力量にあらためて感心した。このような本が絶版のままなのは惜しい。文庫版での再版を望みたい。