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本と音楽とねこと

気違い部落周游紀行

きだみのる,1981,『気違い周游紀行 (冨山房百科文庫 31)』冨山房(¥1,260)'08.11.2

 きだみのること山田吉彦は、マルセル・モースに師事したこともあるルポライターであったが、ペダンチックないやっみったらしい表現でもって、山村の住民たちの生態を生き生きと描き出した。本書を読めば、「気違い」の住民たちの文化的DNAを引き継いだ土人たちが、いまでも、政界、実業界、学界、職場、地域社会等々にひそかに生息していることがわかるだろう。もはや「古典」といってもいい作品であるが、のちのちまで読み続けられてほしい一冊だ。

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