事前の世論調査からこうなることは予測されてはいたものの、アナウンスメント効果がはたらくことも考えられたため、多少は結果に興味があった。わたしは民主党(候補者)に入れたが、やっぱり「正論」を主張するだけではだめだな。「メディアがメッセージ」(マーシャル・マクルーハン)なんだから、テレビ映りのいい党首をたてて、わかりやすく大衆煽動しないと、勝てませんわな。どーせ、日本は衆愚政治の社会なんだし、中間層は自分の家族の生活さえ安定していればそれでいいという人がほとんどなんだから、与党が比較的に好景気時にしかほとんど選挙に打って出ないこともかんがみ、ともかく民主党はもっと空気嫁。有権者はね、マニフェストだの政策だの、どーでもいいの。まあ、しかし、保守-革新のさらなる流動化であるとか、大都市有権者の民主党離れとか、いくつか興味深いポイントがあった選挙だったな。