見出し画像

本と音楽とねこと

当たり前の日常を手に入れるために

仁藤夢乃編著,2022,当たり前の日常を手に入れるために──性搾取社会を生きる私たちの闘い,影書房.(3.12.2023)

 仁藤さんたちは、虐待や性搾取の被害から逃れようとする女性を「支援」するとは言わない。「共に考え、行動する」と言う。これがとてもいいね。
 キモイおっさんが若い女の子を「買う」ことへの嫌悪をストレートにぶつけているところも良い。
 既存の児童福祉や女性福祉にみられる致命的な欠陥も、具体的な事例にもとづき痛烈に批判している。
 案の定、Colaboは、クズ男たちから猛烈な嫌がらせを受けているが、活動が続いていくよう応援していきたいものだ。

Colabo

行き場のない私に真っ先に声をかけてきたのは、買春者か性搾取業者でした。「助ける」ことはできないかもしれないけど、一緒にもがくよ。社会を変えてきたColaboの11年。

目次
1 活動スタート
家が安全な場所ではない子たちと一緒に活動を始める
インタビュー1 あゆみ(23歳・出会って8年) 息抜きする場所 ほか
2 Tsubomi声をあげる
サポートグループ「Tsubomi」と「私たちは『買われた』展」
対談2 川村百合×仁藤夢乃 児童福祉をどう変えてきたか―弁護士との連携から、子どもの権利保障を考える ほか
3 バスカフェをつくる
排除された私たちは安全にたむろできる場所をつくっていく
インタビュー4 めぐみ(21歳・出会って2年) 休憩所 ほか
4 共に行動してきたこと
「出会いに行く」「共に考え、行動する」を大切に
インタビュー7 もも(21歳・出会って3年半) 第二の家 ほか
5 これからのColabo
女の子たちと共に搾取されない社会をつくっていく

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「本」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事