本と音楽とねこと

ハゲタカⅡ

 『Ⅱ』も期待に違わずとてもおもしろかった。
 「解説」でも絶賛されているとおり、バルザックをも彷彿とさせる、時代を超越した普遍的な人物造形が実に見事だ。
  『ハゲタカⅢ(レッドゾーン)』(文庫版)の上梓が楽しみだ。




真山仁,2007,『ハゲタカⅡ(上)』講談社(文庫,¥750)'10.8.25
「いつか日本を買収(バイアウト)するーー」。1年の海外放浪を経て、帰国した鷲津政彦(わしづまさひこ)が、まず標的(ターゲツト)に定めたのは、繊維業界の老舗(しにせ)「鈴紡」。一方、鈴紡は元銀行員の芝野健夫(しばのたけお)を招聘(しょうへい)し買収防衛を図る。その裏に、かつての芝野の上司で、UTB銀行頭取、飯島の思惑があった。激烈な買収戦争で最後に笑うのは?
(『バイアウト』改題)

真山仁,2007,『ハゲタカⅡ(下)』講談社(文庫,¥770)'10.8.27
企業再生が軌道に乗りはじめた頃、鷲津政彦は元銀行員・芝野健夫、老舗ホテルオーナーの娘・松平貴子と偶然出会う。二人と接触を重ねるたびに、鷲津の過去が明らかになっていく。そこに潜むある事件とは? そしてニューヨークから日本に戻った鷲津の真意が判明した瞬間、驚愕のクライマックスが訪れる!

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