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金持ちは税率70%でもいいVSみんな10%課税がいい

ポール・クルーグマン,ジョージ・パパンドレウ,ニュート・ギングリッチ,アーサー・ラッファー(町田敦夫訳),2014,『金持ちは税率70%でもいいVSみんな10%課税がいい』東洋経済新報社.(4.15.2019)

 社会民主主義と新自由主義の価値観念の相違が、討論のはしばしに鋭く立ち現れている。
 結局、富裕層は、政治献金やらロビイングやらで、自らの税負担を軽減すべく政府を操縦し、国民はもはや不平等の問題への政治的関心を喪失しており、社会民主主義者は「ブサヨ」と呼ばれて排斥され、新自由主義の一人勝ちである。
 無駄だと諦念しつつ、「そんなことでいいの?」と次世代を担う若い人たちに問い続けることしかないのだろう。

目次
第1章 金持ちからもっと税金を取るべきか?―賛成:ポール・クルーグマン、ジョージ・パパンドレウ 反対:ニュート・ギングリッチ、アーサー・ラッファー
賛成58%、反対28%、未定14%
クルーグマンの論点 ほか
第2章 ギングリッチへのインタビュー―一律10%課税はどうか
政府は金を奪っていく
リッチな人は、税を逃れる手だてを見つける ほか
第3章 クルーグマンへのインタビュー―金持ちは最高税率70%でもいける
富裕層への税率は低すぎる
70%の最高税率でも税収は減らない ほか
第4章 ラッファーへのインタビュー―税制を改革して12%の一律課税に
税率を上げると税収は減る
ラッファーの一律課税案 ほか

1時間でわかる格差社会の増税論。

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