新自由主義を、グローバリゼーションをてこにした「階級権力」による資本の「略奪による蓄積」、その実行プログラムとして位置づける議論は、とても説得力がある。解説論文も併せて読めば、1970年代以降、イギリス、アメリカ、中国、日本等で社会変動の駆動因となってきた新自由主義の内実がよく理解できるだろう。
目次
第1章 自由とはこういうこと…
第2章 同意の形成
第3章 新自由主義国家
第4章 地理的不均等発展
第5章 「中国的特色のある」新自由主義
第6章 審判を受ける新自由主義
第7章 自由の展望
付録 日本の新自由主義―ハーヴェイ『新自由主義』に寄せて(渡辺治)
いかにして世界は、再編されているのか?21世紀世界を支配するに至った新自由主義の30年の政治経済的過程とその構造的メカニズムを世界的権威が初めて明らかにする。
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