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本と音楽とねこと

捨てられるホワイトカラー

バーバラ・エーレンライク(曽田和子訳),2007,捨てられるホワイトカラー,東洋経済新報社.(8.16.2020)

 解雇権濫用が横行するアメリカ合衆国。とくに、高賃金のホワイトカラーには、突然に失職する者が少なくない。
 再就職しようにも、キャリアの中断があれば、なかなかうまくいかない。筆者自身がそうであった。
 高い授業料を払わせて、何の役にも立たない助言しかしないジョブ・コーチ、就職のためのネットワーキングの機会とうたいながら、もっぱら布教にいそしむ教会、そして、体よく利益を吸い上げることができる個人事業主を募る企業等、さすが、中間層解体のおひざ元だけある。
 他山の石とすべきだろう。

目次
第1章 就職活動のためのコーチを探す
第2章 就職ネットワークの世界に踏み出す
第3章 新兵訓練を生き延びる
第4章 変身―外見を向上させるためのレッスン
第5章 神様とネットワーキング―教会主催の就職セミナー
第6章 もっと上を目指して
第7章 ついに「合格」となる
第8章 中流から下流へ

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