本と音楽とねこと

坂本龍一氏に訊く、これからの音楽のかたちと価値とは

坂本龍一氏に訊く、これからの音楽のかたちと価値とは

わたしは、高校時代、親から毎日パン代500円をもらっていた。昼食を抜くと一週間でLPレコード一枚が買えた。大学、大学院時代はバイト代のほとんどをレコード、CDの購入にあてた。給料をもらうようになったら、その少なからぬ部分をCDの購入に使った。
 そして、2004年。10畳ほどの広さのCD庫がいっぱいになったのを機に、きっぱりと音楽CDの購入をやめた。以降、通貨の価値が低いロシアの音楽サイトやライブ音源公開サイトからダウンロードした音楽をもっぱら聴いている。
 坂本龍一が指摘するとおり、音楽愛好家のライブへの飢餓感はとても強まってきていると思う。インターネットの時代になってついに複製文化は交換価値を失った。そして、一回限りの、その場にいなければ体感できないライブへの渇望がいやがうえにも高まっていく。
 ミュージシャンは、タダ同然のスタジオ録音の音源で撒き餌をし、ライブで稼ぐ。そんな時代になっていくのかもしれない。

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