いわゆる「アイヒマン実験」として、「スタンフォード監獄実験」とならび、もっともよく参照されてきた実験心理学の古典。
被験者を騙して、「人はいかに権威に盲従し他者に残忍になれるか」を、さまざまな変数をあてがって究明する。「監獄実験」ほどひどくはないが、かつて、こんな倫理的配慮に欠く実験が行われていたことに、いまさらながら驚く。
実験結果に、ハンナ・アーレントがナチス・スドイツの高官にみた「凡庸な悪」の正体、その一要素を知ることができる。
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