市場原理主義の顔を装った、政府、アグリビジネス、軍事産業等の間でのコーポラティズム。その行きついた先にあるディストピアが、周到な取材にもとづいて、流れるような文体で描きつくされている。
わたしたちがどのような世界に生きているのか、堤さんとナオミ・クライン、この二人の著作は、明晰に示してくれている。
目次
第1章 株式会社奴隷農場
第2章 巨大な食品ピラミッド
第3章 GM種子で世界を支配する
第4章 切り売りされる公共サービス
第5章 「政治とマスコミも買ってしまえ」
エピローグ グローバル企業から主権を取り戻す
「1%vs99%」の構図が世界に広がるなか、本家本元のアメリカでは驚愕の事態が進行中。それは人々の食、街、政治、司法、メディア、暮らしそのものを、じわじわと蝕んでゆく。あらゆるものが巨大企業にのまれ、株式会社化が加速する世界、果たして国民は主権を取り戻せるのか!?日本の近未来を予言する、大反響シリーズ待望の完結編。
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