The Revolutionaries

　1970年代終わりから80年代初めにかけて鬼のようにリリースされたダブアルバムは、その量もさることながら、音のラディカルさにおいて比類のないものであった。
　なかでも、Burning Spear、Creation Rebel、そしてこのThe Revolutionaries（Sly & Robbie）の作品は必聴だ。
　数限りなくリリースされたThe Revolutionariesのダブアルバムのなかでもとくに完成度の高い作品が、Linval Thompson名義でリリースされた"Negrea Love Dub'('78年)と、'Outlaw Dub'('79年)だ。
　ゆったりとしたリズムのなかに強靱なハートビートが刻まれ、聴く者の意識を軽くトリップさせる。いま聴いても魔法のような音楽だと思う。

Negrea Love Dub


Outlaw Dub