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本と音楽とねこと

日本会議の研究

菅野完,2017,『日本会議の研究』扶桑社('17.4.15)

 わたしも、つい5年ほど前までは、「日本会議」など取るに足らない団体だと思っていた。それが、第二次安倍政権成立以降、偏狭なナショナリズムと排外主義、復古主義(「教育勅語」や治安維持法もどきの復活!)を国民に広く定着させ、ついにかの団体の悲願、「自主憲法」の制定、いや「大日本帝国憲法」の復活というべきか、ともあれ世紀の大改革を実現せんとしている。
 著者も指摘しているように、「日本会議」は、地道な民主的社会運動の成果を積み重ね、こうした強大な政治団体と化した。脆弱な自尊心を共同幻想のなかで慰撫する可哀想な人たちではすまない、危険で有害なゴミをどう処分するか。「ぱよぱよちーん」と揶揄されてきた人々は、本気で考え実行に移していくべきだろう。

目次
第1章 日本会議とは何か
第2章 歴史
第3章 憲法
第4章 草の根
第5章 「一群の人々」
第6章 淵源

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