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本と音楽とねこと

リスク社会を生きる

橘木俊詔編,2004,『リスク社会を生きる』岩波書店(¥3,045)'09.9.3

 社会科学・自然科学界の論客が、わたしたちの生活にしのびよるさまざまなリスク(要因)について考察する。
 問いの立て方が優れた論文が少なくなく、類書のなかでもけっこう参考になった。
 サービス経済化、グローバリゼーション、金融資本主義の肥大化のなかで、ローリスク・ローリターンの「定常化社会」を設計する必要が高まっていることを考えると、こうした議論はとても有益だ。

目次
第1章 高リスク社会としての現代
第2章 “サービス化”“グローバル化”はリスク構造をどのように変えたか?―四七都道府県データによる検証
第3章 逆機能に陥った日本型セーフティネット
第4章 低所得世帯のリスクと最低所得保障
第5章 貧困になるリスク・貧困であることのリスク―福祉国家と社会的リスク管理の困難
第6章 男女共同参画社会、自立する若者からみた最低賃金制度
第7章 戦後日本社会における犯罪
第8章 原発リスクを超えて
第9章 環境問題の発生
第10章 リスクに抗する福祉とは

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