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こども食堂は、生活困窮家庭の子どものためだけにあるわけではない。むしろ、困窮している/困窮していないといったカテゴライズをされることなく、地域の誰しもが、参加、協力の機会を保障される場である。
子ども食堂といえば、わたしは、フランスではじまった「隣人祭り」を想起するのだが、活動の趣旨は共通している。
コロナ禍の渦中での子ども食堂の現状も含め、活動の意義と現在、将来のありようを把握、模索するには良い本であるように思った。
純粋にボランタリーな試みとして始まった活動が今や全国に4,000箇所!こども食堂は、市井の人々が選び取った「無縁社会」への応答だ。
目次
第1章 こども食堂の誕生と歩み
こども食堂の「前史」
「こども食堂」誕生は2012年 ほか
第2章 データで見る「こども食堂のいま」
充足率17.3%、のべ160万人が参加
多様な主体が運営 ほか
第3章 これからのこども食堂
「小学校区に1つ」をめざす
質の確保のために ほか
補章 コロナ禍とこども食堂
コロナ禍の性質と生活への影響、現在の状況
こども食堂と地域の居場所へのインパクト ほか
始めるため、続けるため、応援するために役立つ情報
始めてみる こども食堂のつくり方講座―基本の「キ」
応援する・手伝う 支援の方法あれこれ―個人の場合、企業・団体の場合 ほか
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