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これから「就活」する学生には、ぜひ一読してもらいたい一冊。事業所が勤労者の人権を尊重しているかどうか、とくに労働基準法等を遵守しているかを監視するのは行政の重要な役割だが、労働基準監督署とて自ら相談をもちかけない限り、動いてくれない。もとより、求職活動に窮しても「ブラック企業」にだけは就職しないに越したことはない。労働法規に疎くとも、我が身を守るために必要な最低限の知識は得た上で就職活動に臨むべきだろう。
目次
第1部 個人的被害としてのブラック企業
ブラック企業の実態
若者を死に至らしめるブラック企業
ブラック企業のパターンと見分け方
ブラック企業の辞めさせる「技術」
ブラック企業から身を守る
第2部 社会問題としてのブラック企業
ブラック企業が日本を食い潰す
日本型雇用が生み出したブラック企業の構造
ブラック企業への社会的対策
違法な労働条件で若者を働かせ、人格が崩壊するまで使いつぶす「ブラック企業」。もはや正社員めざしてシューカツを勝ち抜いても油断はできない。若者の鬱病、医療費や生活保護の増大、少子化、消費者の安全崩壊、教育・介護サービスの低下―。「日本劣化」の原因はここにある。
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