島原旅情

　施設訪問まで少し時間があったので、久しぶりに、原城跡に行ってきた。観光客が与えるえさで生きているのだろう、駐車場に猫が二匹居着いていた。とても人慣れしている。あいにくあげられる食べものはなかったが、ひとしきりかわいがったあと、本丸跡近辺を散策する。島原の乱（Wikipedia）の終結時、籠城した農民ら約3万7000人が惨殺されたという悲劇の地から、対岸の天草をしばし眺める。地元の人たちが、のどかに談笑しながら、史跡の発掘作業を行われていた。
　用務終了後、島原半島西岸を、諌早インターに向かって北上。何度見ても、橘湾の海岸線は美しい。幹線道路沿いに商業施設が張り付く醜悪な諫早市街地に入るまで、しばしこころが洗われる思いがした。

上の写真は、千千石から望む橘湾。

原城本丸跡の天草四郎像と墓碑。


原城本丸跡から見る天草灘。


原城跡。（本丸近辺）