見出し画像

本と音楽とねこと

自壊社会からの脱却

神野直彦・宮本太郎編著,2011,『自壊社会からの脱却――もう一つの日本への構想』岩波書店(,¥1,680)'12.3.10

 けっこう力の入った論文が多数主録されている。異分野を横断して、有効にして実現可能な社会政策を構想するのに役立つ一冊である。

目次
はじめに 「自壊社会」の構造と希望のヴィジョン
第1章 新しい世界秩序・国際協調体制
第2章 環境保全型発展の経済性
第3章 社会保障システムの再構築
第4章 「ジョブ型正社員」という可能性
第5章 ユニバーサル・デザイン社会の提案
第6章 学校の役割を再考する
第7章 反「小さな政府」論のその先へ
おわりに 「自壊社会」を越えて

いま、グローバル化と格差・貧困の拡大が進む日本社会のいたるところで、先行きの見えない不安と閉塞感が広がり、政治や行政への不信と諦めが人々の間に巣くっている。「次の時代」への青写真―壊れつつある社会システムから脱却するための、地の足の着いたトータルな構想―が今ほど求められている時はないだろう。金融・経済、環境、社会保障、雇用、福祉、教育、財政など、各分野の最前線で活躍する9人の論者が分野の垣根を越えて共同執筆する本書は、各領域の相互連関に目を向けながらこれからの課題解決の方向性を指し示す、問題提起と提言の書である。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「本」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事