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本と音楽とねこと

現代社会はどこに向かうか

見田宗介,2012,『現代社会はどこに向かうか──生きるリアリティの崩壊と再生』弦書房(ブックレット,¥683)'12.12.29

 たった一つの講演で、これだけの内容のものを論述できるのはやはりすごい。見田社会学の格好の入門書であるとともに、現代を生きるうえでのヒントが満載された、優れた啓蒙書だ。

目次
二つの無差別殺人事件
未来の喪失
縮小する世代間ギャップ
「まなざしの不在」の地獄
大爆発期としての近代変曲点としての現代
GMの君臨と破綻マーケットの無限化
大量生産・大量消費・大量廃棄
フィクションの時代
せめぎ合う二つのベクトル
征服から共存へ
リアリティへの飢え
新たな時代に向けて

「転換期」といわれて久しい。「近代」は暮れなずみながら、なお影を長く伸ばし、来るべき時代の姿は定かではない。しかし…。福岡ユネスコ・トークライブ講演録。

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