生殖医療、とくに第三者を介した体外受精によって生じる問題を、スウェーデンをはじめとするヨーロッパ諸国はどう処理しているのか。この点についての最新の知見が得られる本だ。
スウェーデンにおける「国際養子」の存在、生殖医療と血縁幻想など、興味深い話題もあわせて展開されている。
目次
序章 スウェーデンの横顔
スウェーデンの国土と人口
スウェーデンの社会
第1章 スウェーデンの家族
膨張・収縮する家族
家族生活のスタイル ほか
第2章 スウェーデンの生殖医療のあり方
生殖医療とは
ARTの使われ方 ほか
第3章 アイデンティティと情報
日本の家族
個人のアイデンティティ ほか
第4章 これからの日本の家族と生殖医療
家族のあり方と出生率
二〇五〇年の日本の家族 ほか
生殖補助医療で誕生することになった子どもが、日本でも、もはや一学級に一人ほどいる時代になった。必要とする人が、より安全に、納得して、不妊治療を受けられるようにするにはどうすればよいか―。一つの成熟を迎えた医療技術を、十全に活かすためのカギを「家族のあり方」に探る。「生殖医療」と「家族」について、スウェーデンからの最新レポート。
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