本書は、パターナリスティックな保護を受け、自己決定権を奪われがちな知的障がい者への支援のあり方を問いなおし。障がい当事者の力を最大限に生かしていく活動のありようを提示した書物である。
知的障がい者は自己決定能力に欠けるという決めつけは、健常者のとんでもない思い込みでしかないことに気付かされる。
支援者の役割は、当事者を信頼し、当事者から学び、当事者が自分たちでやれるように支援し、リーダーを育てていくことである。リーダーは、メンバーをしんらいし、グループのまとめ役として、メンバーやしえん者にたすけてもらいながら、グループのせわをしていく人のことである。この本は、当事者活動、当事者グループに関わってみたいと思う人たちに役立つてびき書である。また、支援のありかたを考えてみたいという人にも役立つ本である。
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