本と音楽とねこと

帰らんちゃよか

 ばってん荒川さんの十八番だった歌です。
 うちの親も、わたしが大学生のときから、この歌詞と同じようなことを言い続けてきたな。
 この歌詞を見るにつけ、ばってん荒川さんが逝って、とても悲しい。


     帰 ら ん ち ゃ よ か
              関島秀樹・作詞、作曲/山田年秋・編曲

  そらぁときどきゃ俺たちも
  淋しか夜ば過ごすこつも、あるばってん
  二人きりの暮らしも長ごうなって
  これがあたりまえのごつ思うよ
  どこかの誰かれが結婚したとか
  かわいか孫のできたて、聞くとも、もうなれた
  ぜいたくば、言うたら、きりんなか
  元気でおるだけ幸せと思わんなら
  それでどうかいうまく、いきよっとかい
  自分のやりたかことば、少しは、しよっとかい
  心配せんでよか心配せんでよか
  けっこう二人でけんかば、しながら
  暮しとるけん
  帰らんちゃよか帰らんちゃよか
  母さんもおまえのことは、わかっとるけん
  そらぁ、ときどきゃ、帰ってきたり
  ちょこちょこ電話ば、かけて、くるっとは
  うれしかよ
  それにしたって近頃やさしゅなったね
  何か弱気に、なっとっとじゃ、なかつかい
  田舎があるけん、だめなら戻るけん
  逃げ道に、しとるだけなら悲しかよ
  親のためとか年のせいとか
  そぎゃんことば、言訳にすんなよ
  それでどうかい都会は楽しかかい
  今ごろ後悔しとっとじゃ、なかっかい
  心配せんでよか心配せんでよか
  父ちゃんたちゃ、二人でなんとか暮してゆけるけん
  帰らんちゃよか帰らんちゃよか
  今度みかんば、いっぱい送るけん
  心配せんでよか心配せんでよか
  親のために、お前の生き方かえんでよか
  どうせおれたちゃ先に行くとやけん
  お前は思ったとおりに生きたらよか

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コメント一覧

演歌は苦手なんですが
歌詞はいいですよね。曲が浮かばないこともあって、Neil Youngの'Powderfinger'のメロディにかぶせてみたら、これがけっこう合いそうです。w
(ToT)
何度聞いても涙が出ますね
長崎に年老いた両親を残して大阪で暮らす僕として、
とても心に染みる唄です。

初めて聴いたのが、空港へ向かうタクシーの中で流れていたラジオからでした、

明日、実家に電話をかけます。

荒川さん、本当に有難う。
後継者はいないでしょうねえ
あの芸風は、熊本ネイティブの苦労人ならではのものでしたからね。あとを継げる人はいないでしょう。
まつ
ばってんさんが亡くなったのは九州の人間にとって非常に悲しいことだと思います。後々ばってんさんの偉大さをわかってもらえると思います。10年以上前、自分の好きなテープを作って聞くよりもラジオ聴くほうが楽しいと感じたお一人です。だれか物まねでいいからばってんさんを引きついで欲しいです。
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