一人の性同一性障害当事者のライフ・ヒストリーとして、またセクシャル・マイノリティのエンパワーメントの記録として、興味深く読んだ。
こうした当事者の記録は貴重だ。当事者のなみなみならぬ苦悩が切々と伝わってくる。
出版社からのコメント
本書は日本で初めて「性同一性障害」であることを公表して世田谷区議会議員選挙に立候補し,当選した上川あやさんによる初めてのエッセイ集です.立候補に至った思い,幼い頃から抱きながら誰にも相談できなかった性の悩み,女性として新たに暮らしはじめてからのこと,そして顔を出して活動するようになってから出会った,さまざまな少数者の存在.どうしたら私たちはより「寛容な社会」を創ってゆけるのか.......いくつものボーダーを越えてきた体験を踏まえて,これらをのびやかに,率直に語っています.人と手をとりあうことの可能性と,行動する勇気にあふれた本書に,きっとあなたも励まされることでしょう.
最新の画像もっと見る
最近の「本」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事