呪怨 パンデミック 全体が三つの小ストーリーによって構成されており、B級ホラーならでは退屈さに食傷することなく楽しめる。不覚にも、あとになってジェニファー・ビールスが出演していたことを知る。 キリスト教文化圏での怨霊(の描き方)が抽象的かコミカルなものであるのに対し、アジア、とくに日本のそれは具象的でリアルだ。アニミズム的な世界観を基底にもつ文化圏ならではの恐怖のリアルな演出は、日本のお家芸といえるだろう。