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本と音楽とねこと

Creep

 Etta JamesのA Little Bit of Gospel a Lot of Bluesを聴いてたら、一時期、ゴスペルにはまってたことを思い出した。

Chicago Mass Choir - Tell God Thank You

 なかでも、Chicago Mass Choirはよく聴いてたなあ。

 ゴスペルとの出会いは、高校生のとき。

 ある日、Jimmy Cliff主演のThe Harder They Comeという映画を観た。

 衝撃だった。

Jimmy Cliff- Many Rivers To Cross

 You Can Get It If You Really Want、Many Rivers to Cross、Sitting Here in Limboといった名曲群だけに、ではない。

The Harder They Come 1972 1080p Jamaican Church Gospel Scene

 ジャマイカ、たぶんキングストンの教会でのゴスペル。

 激しく歌い、踊り、失神する人々・・・。

 音楽とダンスは、悦楽と隣り合わせの狂気のためにある・・・あらためて、そう思った。

 ゴスペルこそが、ポピュラー音楽の源泉。

 ブルースも、ブラックコンテンポラリーも、AORも、ゴスペルなしにはありえなかっただろうな。

A Song From Under The Floorboards (Remastered 2007)

 帰路のカーステから、MagazineのA Song From Under The Floorboards。

 ボーカルのHoward Devotoは、大好きなミュージシャンの一人。

Magazine - Song From Under The Floorboards

Magazine - A Song From Under The Floorboards

 ゴスペルとは対極にある、自己否定の世界。

This is a song from under the floorboards♪
This is a song from where the wall is cracked♪
My force of habit, I am an insect♪
I have to confess I'm proud as hell of that fact♪

Morrissey - A Song From Under The Floorboards - Studio Version

 ああ、Morrisseyも最高だよ。

 Howard Devotoの狂気は、Radioheadに引き継がれる。

Radiohead - Creep

<歌詞和訳>Creep – Radiohead 曲の解説と意味も

Whatever makes you happy♪
Whatever you want♪
You’re so fuckin’ special♪
I wish I was special♪

But I’m a creep♪
I’m a weirdo♪
What the hell am I doing here?♪
I don’t belong here♪
I don’t belong here♪

君を喜ばせるのならどんな事でも
君が欲しがるのならどんなものでも
君は狂いそうなほど特別だから
僕も特別だったら

でも僕は気持ち悪くて
変なヤツ
一体こんなところで何してるんだろう?
僕なんか居ちゃいけない
僕なんか居ちゃいけない

 いま、とても満ち足りているけれども、もちろん、虚しさもある。

 虚しさ、それは、底知れぬ深淵。

Radiohead - Creep (Guitar lesson with TAB)

 Creepの引き裂くようなギターリフは、脳天気な自己を底知れぬ深淵へと誘ってくれる。


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