本日、USB-DACを、GUSTARD DAC-A22から、Soundwarrior SWD-DA15に入れ替えた。
SWD-DA15は、手動で、手軽に、音源データをアップサンプリングできるのが売りのDACであるが、いろいろ試行してみて、192kHzの音源をPCM384kHzにアップサンプリングするのがベストだと判断するに至った。
GUSTARD DAC-A22は、旭化成のDACチップ、AK4499を二基搭載するハイスペック機であるのに対し、SWD-DA15のDACチップは、ESS社のES9018K2M一基のみ。データ上のスペック差は歴然としており、実際に、DAC-A22で聴く女性ボーカル、たとえばCassandra WilsonのYou Go to My Headでは、その声音の艶っぽさにゾクッとさせられるし、オーディオ機器の良し悪しを測るには最適といえるBill Evans TrioのWaltz for Debbyでは、スコット・ラファロの弦さばきにこれまたゾクッとさせられる。それに対し、SWD-DA15では、そうした音の絶対的な凄みを感じとることはできない。悪く言えば平板であるが、低音から高音まで、バランスよく聴かせてくれるとも言える。音楽聴くときは読書など他のことをなにかやっていて、スピーカーの前に正座して音楽聴くわけではないので、コンパクトで扱いやすいこともあって、SWD-DA15に入れ替えて正解ではあった。
USB-DACも大事だが、音源を送り出すPCも重要だ。Windowsマシンでなんとか聴くに耐えうる音が出せないか、これまで何度も試行錯誤してきたが、下の記事にあるように、Windowsでまともに音楽を聴くことなど面倒な小細工を重ねないとまず無理である。
藤本健のDigital Audio Laboratory 第674回:Windowsの音質問題を無料ツールで回避。ピークリミッター解除の効果を試す
そんなわけで、ここ数年は、使い古しのノートパソコンに、Ubuntu Studioをインストールし、ALSAに、Linux定番のサウンドサーバー、JACK Audio Connectionをかませて、音出しをしている。現在の、音源からスピーカーに至る経路は以下のとおりである。
PC(Ubuntu Studio+JACK Audio Connection)→
Soundwarrior SWD-DA15→
ROKSAN Caspian M SERIES-1(プリアンプとして使用)→
Cambridge Audio Azur 851W(パワーアンプ)→
Ortofon Kailas 7(スピーカー)、Fostex CW200D(サブウーハー)
あいかわらず多趣味ではあるが、音楽はなによりも優先する。死ぬまでやめられない道楽なのだ。
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