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本と音楽とねこと

つながりっぱなしの日常を生きる

ダナ・ボイド(野中モモ訳),2014,『つながりっぱなしの日常を生きる──ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの』草思社.(4.28.2018)

 ソーシャルメディアについての米国における諸論争が俯瞰できて、その点では役に立つ本。また、ソーシャルメディアのユーザーである若者たちへのインタビュー記録が議論の起点におかれており、堅実な主張が展開されている。ただし、期待するほどの知見は得られないだろう、凡庸な内容。

目次
1 アイデンティティ
なぜ、若者はネットでよからぬことをしているように見えるのか?
2 プライバシー
なぜ、若者はネットであけっぴろげにしてしまうのか?
3 中毒
何が若者をソーシャルメディアにはまらせてしまうのか?
4 危険
性犯罪者は、そこらじゅうをうろついているのか?
5 いじめ
ソーシャルメディアは、意地悪や残忍な行為を増幅するのか?
6 不平等
ソーシャルメディアは、ますます社会の分断や格差を広げるのか?
7 リテラシー
デジタルネイティヴは、幻想だ。
8 パブリック
若者にとっての公はどこに?

ネット中毒、リテラシー、プライバシー…ネットにまつわる定説は、次々に覆された!米国SNS研究の第一人者が解き明かした10代の“複雑”な生活から少し先の日本が見えてくる。

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