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本と音楽とねこと

毒親介護

石川結貴,2019,毒親介護,文藝春秋.(12.10.2020)

 毒親を介護する子どもは、つくづく不幸だと思う。
 そうした不幸を回避するためにも、本書を参考に、いつどのように親から逃れるか、毒親をもつ人は考えておいた方が良いだろう。
 『「毒親」の正体』と本書を読んで、わたしの父親のようなモンスターがなぜ生まれたのか、理解できるようになった。
 「子どもは親を無条件に敬い服従しなければならない」、「女は男を(以下同)」という妄想に執着し、虐待、DVやり放題の暴君となったのだろう。
 いまだに生きているのが不快だ。さっさと死んでほしい。

自分を傷つけたり、勝手な言動を繰り返してきた親が老いたとき、子どもはどうすればいいのか。どれほどひどい親でも子どもにとっては唯一無二の存在だ。高齢の毒親を介護する人たちの実態を報告し、そこに希望はあるのかを探る。

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