おおがかりな国際比較調査から、タイトルどおりの研究成果がとりまとめられているが、このてのテーマの計量分析の難しさを感じた。空振りとまでは言わないが、膨大なデータと作業量にみあうだけの成果ははたしてあったのか、疑問だ。
日本において、「在宅勤務制度」や「フレックスタイム制度」の導入が進んでいないのが気になるが、これは、仕事の成果をできれば短時間で合理的に追及するための、フレキシブルな働き方が実現していない現れである。
一人あたりのGDPや労働生産性の低さ、女性の就業上の地位の低さ、「過剰就業」にあえぐ者と、短時間低賃金労働による生活難に苦しむ者とが、ともに多いという現実をみるにつけ、政治家や官僚のみならず、企業経営者の無能、無責任ぶりを感じざるをえない。
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