『図説 日本のマス・コミュニケーション』(1980)、『図説 日本のマスメディア』(2000)、そして本書、『図説 日本のメディア』へと、情報環境の変容にともない、この日本でもっとも信頼できる「情報社会白書」は、30年以上にわたって、タイトルを変えながら刊行され続けてきた。いまでも、メディア研究の基本図書としての重要性を保ち続けている。淡々とデータにもとづき事実を記述しているだけなので、おもしろみには多少欠けるが、やはり読んでおくべき一冊だろう。
目次
第1部 情報の組織的伝達と拡散
新聞
放送
出版
映像・音楽
インターネット
広告
第2部 情報の取得・利用・発信・交換・共有
情報の取得・利用
情報の発信・交換・共有
インターネットの普及でマスメディア業界は一変した。新聞記事が無料で読まれ、テレビ番組がYouTubeに上げられ、情報誌は廃刊し、マス広告はターゲットを見失う。マスメディアの“衰退”はどう進んでいるのか?あらゆる局面で従来の「送り手/受け手」構図を変えつつあるソーシャルメディアの強みと弱みは何か?データにこだわり続けてきた定番のハンドブックが内容を一新し、戦後からのメディア状況の変遷をふまえながら、変動著しい現状を冷静に分析して将来を展望する。
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