ベストセラー、『反貧困』の前年に出版された本。
「五重の排除」、「溜め」等、『反貧困』において柱となるコンセプトが、本書ですでに明示されている。
不平等ではなく貧困こそが問題なのだという指摘、自己責任論や(政府のホームレス)自立支援施策、生活保護の機能不全と貧困問題の地域社会への丸投げ等への批判、貧困ビジネスの問題等、『反貧困』よりさらにわかりやすく、おそらく中高生にも読んでもらいたかったのだろう、漢字にルビまでふって、ていねいに解説されている。
『反貧困』より、筆者の強い怒りが、文章から、また行間から伝わってくる。
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