「男だったら妻子扶養できるだけの定職に就けないとダメ」、こうした強迫観念に押しつぶされそうになっている、若年男性に向けた啓もう書。
シェアハウスに住み、援農とフードバンク経由で食料を調達し、週30時間程度のパートタイム労働で楽ちんに暮らす、というのでは、疾病、傷害のリスクを考えると、厳しいのではないか。
だったら、最低賃金はせめて1,500円に引き上げさせようとか、具体的な方策がないと、こういった類の啓もう書は説得力に欠けるんだよなあ。
わたしは、フェミニズムの洗礼を受けてるので、なにを当たり前のことを、と思ってしまったが、「男はかくあるべし」と思い込んでいる高校生や大学生には解毒効果があるのかもしれない。
目次
はじめに
第1章 就職できなくたって、いいじゃないか
第2章 女性に悩んだって、いいじゃないか
第3章 会社に怒ったって、いいじゃないか
第4章 世の中のせいにしたって、いいじゃないか
おわりに
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