アメリカ合衆国の国民の権利行使のサンプルとして、議会議員と企業への要求書が提示されているのは、とても良いと思った。
ライシュ自身によるイラストも楽しい。
目次
1 不公正なゲーム
試される自由企業体制
政府の大きさは本当の問題ではない―問題は誰のために存在するかだ
巨額の資金が乗っ取る民主主義 ほか
2 逆進主義的右派の勃興
社会ダーウィン主義の再来
「目的のためには手段を選ばず」戦略
道徳観の逆転 ほか
3 怒りを乗り越えて―私たちがしなければならないこと
行動を起こすには
進歩派の支持を獲得し、維持するための申し入れ書(サンプル)
企業の忠誠についての誓い ほか
その「怒り」を乗り越えろ!暴走する経済から「かけがえのないもの」を守るたった1つの方法とは―経済活動や民主主義が、どうして、どんな風に、普通の労働者には不公正なゲームに見えてしまうのかを説き、こういう事態に対して何がなされるべきで、何ができるのかについて全体像を示した。
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