若者を、派遣労働等、将来の見えない低賃金の不安定就労層に囲い込み、短期収益だけを追求して肝心の新しい購買層を育成してこなかったメーカーが、いまさら若者の需要喚起なんざ、ちゃんちゃらおかしい。
クルマなんざ、製造過程で大量の二酸化炭素を排出するハイブリッドカーも含めて、資源浪費と環境破壊の元凶。まちがって人をはねたら命を奪うことになる最悪の凶器でもある。おまけにとんでもない金食い虫だ。乗らないに越したことはない。
わたしは、岡山に職場が変わり、やがて通勤にどうしてもクルマが必要だと思うようになったので、20代も終わりになってから運転免許を取得した。福岡に帰ってきてからも、自宅も職場も郊外にあることから、主に通勤の足としてクルマにずっと乗り続けているが、もし職場が都心にあれば、もとより無用の長物だ。
今後、人口がどんどん減少し、さらに地価は下がる。交通の便がいい地域での住宅取得もさらに容易になる。クルマの需要はさらに落ち込み郊外は寂れていくことになるだろう。自動車産業の裾野はおそろしく広いのでさらなる経済悪化は避けられないだろうが、野蛮なクルマ優先社会が終焉するのはけっこうなことではないか。
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