必ずしも正確に比較可能なデータが各国ごとにそろっているわけではないが、OECD諸国の社会指標を一気に通覧できる貴重な資料集である。北欧と南欧および東欧、日本、そして韓国やメキシコとの社会経済的格差が実に興味深い。
目次
1 指標の枠組みと点検
解説
福祉の測定:社会指標の役割は何か
2 OECD社会指標
一般的な背景指標(General Context=GE指標)
自立指標(Self‐sufficiency=SS指標)
公正指標(Equity=EQ指標)
健康指標(Health=HE指標)
社会的結束指標(Social Cohesion=CO指標))
本書には社会問題にかんする広範な情報が含まれている。そのなかには、人口動向、家族の特質、就業、働いている母親、失業給付の代替率、貧困の継続、社会支出、保健医療支出、主観的福祉、それに自殺が含まれる。また本書では、読者がOECD社会指標の構造を理解するための「解説」や、OECD加盟国の市民と社会の福祉をはかるより広い課題のために、社会指標の役割を評価していく試みを含んでいる。
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