グローバリゼーションによる過当競争を口実に、劣悪化する労働条件。仕事との有効な接続回路を欠く高等教育。人間力だの、コミュニケーションスキルだの、内実がよくわからない実力をもとめる社会。
本田さんは、「壊れる」ではなく、「軋む」という言葉を使っているが、この国の、教育と雇用は、嘘と欺瞞にまみれたままである。
とくに、過剰労働により搾取されることがないよう、主体的に過剰に働くよう仕向ける動機づけ、からくりを、理解し、警戒しておくことは大切だ。
目次
1 日本の教育は生き返ることができるのか
2 超能力主義に抗う
3 働くことの意味
4 軋む社会に生きる
5 排除される若者たち
6 時流を読む―家族、文学、ナショナリズムをキーワードにして
7 絶望から希望へ
社会は、変えられる。問題には、対処することができる。そう信じて動くこと、答えはそこにしかありません。日本の教育、仕事、そして若者。いったい何が問題なのか?教育社会学者・本田由紀が、日本の進むべき道を考える。
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