社会学理論を叙述すればその博覧強記ぶりは卓越しているのに、現実政治を語らせたらとたんに精彩を欠く、これがギデンズへのわたしの評価だ。ワークフェアではなくアクティベーションをと説く社会民主主義者に、ギデンズはどう答えるのだろう。もはや「第三の道」の理念は過去の遺物でしかない。
目次
第1章 第三の道とその批判
批判的反応
批判の要約
第2章 社会民主主義と第三の道
左派と市場
対抗者と敵対者 ほか
第3章 政府、国家、経済的戦略
第三の道、国家、政府
コミュニタリアリズム(共同体主義)と政府 ほか
第4章 不平等の問題
不平等の比較
税制と再配分 ほか
第5章 グローバリゼーションを真摯に受け止める
グローバル経済の統治
グローバルな生態環境の管理 ほか
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