アドルフ・ポルトマン(高木正孝訳),1961,人間はどこまで動物か──新しい人間像のために,岩波書店.(6.
9.23)
人間の子どもは、「生理的早産」の状態で生まれてくるがゆえに、長期にわたって大人の全面的なケアを必要とする。
また、本能が弱体化し、「世界に開かれた」存在である人間は、強く「文化」に依存するわけであるが、これは、社会化による子どもも含めた人間の可塑性を示すものであろう。
現在は品切れのようだが、60年以上にわたって読み継がれてきた堂々の古典である。
ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!