夜歩く

一番はじめで見た横溝正史氏の推理小説は「夜歩く」で、横溝氏の自分で選んだ「ベスト１０」の10位である。その後、横溝氏の「ベスト１０」の中、「悪魔の手毬呗」と「八つ墓村」と「仮面舞踏会」も見ました、あとは「ベスト10」以外のいろいろな彼の短編小説です。その中で、「夜歩く」はずっと私の一番好きな一つです。

「夜歩く」は「本陣殺人事件」、「獄門島」に続く名探偵金田一耕助シリーズ長編第3作。これらの作品は「八つ墓村」や「悪魔の手毬唄」などと合わせて「岡山編」と呼ばれることもある。私は、本作はスタンダードの横溝氏らしい作品であると思います、横溝氏の好きな詭計がいっぱいありますから。それは、小説という形式自体が持つ暗黙の前提や、偏見を利用したトリックは、推理小説には、「叙述トリック」の専門的な言葉があります。それよりも、「夜歩く」の中で、いろいろな横溝氏の好きなものが使います、たとえば、怖い伝説がある岡山県田舎や、古くて神秘的な家族や、醜い或いは畸形の人物や、美しい女性などです。

「夜歩く」といえば、まず必ず凶手は誰かと説明すると思います。最初は説明しないなら、話の続くのは無理です。さすが横溝氏の詭計の一つです。横溝氏は犯人を一人称として物語をします、言い換えれば、犯人は実際に物語の作者で、「三文探偵小説家」の主人公の「私」です。同じ方法を使ったミステリを読みましたけど、私は予想しないで見事に騙されました。実は、横溝氏の短篇「七つの仮面」も一人称の話す人は犯人ですが、「夜歩く」のほうが書きよいです。

どうしてほかの推理小説より「夜歩く」はもっと面白いだと思いますか。横溝氏の小説を見た人はよく知っているのは、彼はほとんど金田一耕助を一人称として小説を書きます。ですから、その習慣を通して、彼は「叙述トリック」をよく使って、探偵小説家の身分によって前半の話に全然嘘をつきます。それで、一人称は犯人だの推理小説の中、「夜歩く」は教科書らしいです、それは主として「叙述トリック」をよく使うのせいです。その面白い小説の書き方を習いました。