粗茶淡飯

中国・台湾・日本のお茶に関する色々。執筆者・徳田志保。

中国茶から見えたものー鳳凰単叢

2017-11-30 22:39:34 | 烏龍茶(中国茶・台湾茶)




さて、予告通り「中国茶を学んで見えたもの」を書きます。

お茶への視点を、広く浅くから1点を深く…に
切り替えるきっかけとなったのは、
広東省の鳳凰単叢と、その生産者との出会いでした。

当時30代に入ったばかりの私は、
先ずは1つの現場を掘り下げて、
お茶に対する強固な骨格を作り上げ、
また時期が来たら視野を広げて肉づけしよう
…と考えました。

とにかく当初は分からないことだらけだし、
特に日本では第三者に理解されにくいことばかりだったので、
一定期間の我慢を強いられましたが、
この時期の我慢と努力は、
確実に結果となって表れていると、今は感じます。

この時の経験から、栽培や製造のことはもちろん、
自分が1つのお茶とその産地に立った時に、
どれだけ多角的に物事を見られるかが大事で、
後々に違いが出ることを教えられました。
具体例は色々あるのですが、
例えば、「輋」という文字のこと…
このお話を次にしてみようと思います。

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