粗茶淡飯

中国・台湾・日本のお茶に関する色々。執筆者・徳田志保。

2016年の鳳凰単叢②

2016-07-20 00:20:21 | 烏龍茶(中国茶・台湾茶)

最近の鳳凰単叢の流行です。





この「銀花香」、ここ数年人気の「鴨屎」です。

元々、地元で大烏葉と呼ばれるものの中から選抜されて出来たのが、この鴨屎だと言われていますが、このお茶の持つ芳しい香りと余韻を台無しにしそうなこの名前、流石にマズいと思ったのか、去年辺りから「銀花香」というネーミングに変える動きがあるようです。
でも、やはり地元では馴染みのある「アサ〜イ」(この地域の方言)で呼ばれています。(苦笑)





凹富后は地名です。塌堀后など幾つか呼び名があるようですが、黄枝香の仲間と言われているこの茶樹の最古樹が丹湖村(鳳西地区)にあるそうです。これも形容しがたい独特の余韻があり、最近の注目株の1つとなっています。

数年前まで人気があった「杏仁香」、そして今がピークの「銀花香(鴨屎)」、次は…これかもしれません。

乌岽村でもこの凹富后は少量ながらも栽培されているそうなので、当然山の下でも沢山栽培されているでしょう。市場に溢れるのは時間の問題だと思います。

もう少し続きます。


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